家具デザイン界の巨匠、ハンス J. ウェグナー。シンプルさと優美さを極め、斬新かつ考え抜かれたデザインで世界的に知れられています。初期の頃から木材の持つ資質と可能性に注目。独自のデザインを生み出してきました。その初期の名作といえるのが、シンプルでありながら、ディテールに凝ったダイニングチェアCH23です。ウェグナーのデザインの中でも最もウェグナーらしいと言える、アームレスダイニングチェアCH23。背に施された埋木の形状、美しくダブルで張られたペーパーコード、そしてこの椅子に安定性を与える弧を描く後ろ脚と、随所にウェグナーらしい独特の意匠が散りばめられています。一見すると何も変哲のないシンプルな椅子ですが、よくみるとディテールに凝っていることがわかります。例えば、クラフトマンシップが映える埋木が美しい、曲げ木技術を応用した背もたれ。ウェグナーは成形合板の使用により、フレームとのコントラストを強調しています。